レジ袋の有料化に伴い、マイバックによる万引き被害が深刻となっています。多くの人がマイバックを持って来店する今、お店の従業員の方たちにとってはお店の業務も行いながら万引きにも目を光らせるというのはとても大変なことだと思います。そのような時にこそ、さまざまなノウハウを持ち、保安業務だけに専念できる私服保安員はお店にとって大変有益な存在であります。
また、マイバッグによる万引き被害が深刻となっている一方でセルフレジでの不正も深刻です。セルフレジはお店の方の目が届きにくい分、さまざまな手口で不正を働きやすい環境にあると言えます。マイバッグによる万引きと同様にセルフレジでの不正についても十分に研修を重ねた私服保安員であれば、お店の方の代わりにセルフレジ周辺の状況に目を光らせることが可能です。
ところで、一度万引きで味を占めた人はその後も万引きを繰り返すことが往々にしてあります。つまり万引きをやめられないのです。セルフレジでの不正で味を占めた人にも同様のことが言えるのではないでしょうか。これから先、セルフレジはより進化し不正のできないものへとなっていくことが想像でき、またそのようなセルフレジの導入もますます進められていくでしょう。そのような進化によって今まではできていたセルフレジでの不正ができなくなった時、セルフレジの不正で味を占めていた人はどうするでしょうか?セルフレジでの不正と同じくお店を欺き不正をすること、つまり万引きに手を染めだすことも十分に考えられることではないでしょうか。つまり万引きが増えることもあり得るのです。
また、昨今はインターネットで買い物をする人も多いですが、万引きやセルフレジでの不正で味をしめた人が万引きや不正をしたいと思った時、インターネットではそれらはできません。必ずお店にやってきます。
このように、世の中が刻々と変化・進化をしていく中でも、アナログな手口ともいえる万引きやセルフレジでの不正は残念ながらなくなることはないと思われます。ストレス社会ともいわれる現代では尚更です。あの手口がだめならこの手口というように、方法を変えながらでも万引きや不正を繰り返します。
お店に甚大な被害をもたらす万引きやセルフレジでの不正を野放しにさせておくことはお店にとって決して有益ではありません。私たち私服保安員がお店を巡回することは、万引きやセルフレジでの不正による被害を防ぎ減らすことに必ずプラスになると考えています。